config.xml

config.xml 設定ファイルを使用して、Cordova のさまざまな設定を管理します。

設定可能な要素と preference を次に記します。必要に応じて設定します。

<widget> 要素

属性

デフォルト値

解説

version

文字列

1.0.0

ユーザー側に表示するバージョン番号です。

android-versionCode

文字列

自動的にセットされます。version 属性に "1.22.33" を設定した場合、 102233 (=1 10000 + 22 100 + 33) となります。また、Crosswalk をプロジェクトで使用している場合、ARM アーキテクチャを使用しているときは、2xxxxxx となり、x86 アーキテクチャを使用しているときは、7xxxxxx となります。

内部で使用するバージョン番号です。最新バージョンを決定するときに使用されます。比較して、数が多いほうが、より新しいバージョンとなります。このバージョン番号は、ユーザー側には表示されません。

<widget id="com.example.helloworld" version="0.0.1" android-versionCode="7">
  ...
</widget>

<content> 要素

属性

デフォルト値

解説

src

文字列

indext.html

<content> 要素には、アプリ起動時のページを指定します ( 通常、Web アセットを置いた、最上位のディレクトリーにこのページは置かれます )。 src 属性の値に、他の URL を指定すれば、起動時のページを変更できます。

<widget id="com.example.helloworld" version="1.0.0">
  ...
  <content src="https://monaca.io/" />
</widget>

<access> 要素

属性

デフォルト値

解説

origin

文字列

*

<access> 要素を使用して、特定のネットワークドメインへのアクセスを宣言します。 * に設定された場合、アプリからすべてのドメインへのアクセスを許可します。

...
<access origin="*" />
...

<preference> 要素

<preference> タグでは、name と value の組み合わせ形式で、オプションを設定します。preference の name では、大文字小文字は区別されません。preference の多くは、各プラットフォーム毎に設定する必要があります。次の preference に関しては、複数のプラットフォームに適用できます。

Preference 名

デフォルト値

解説    

KeepRunning

真偽値

true

バックグラウンドで、Cordova が動作し続けるか否かを指定します。

DisallowOverscroll

真偽値

false

コンテンツのスクロール中に、コンテンツの始点または終点を過ぎた場合でも、そのことをユーザーに通知しないときには、 true に設定します。

Fullscreen

真偽値

false

画面上部のステータスバーを、非表示にできます。

SplashScreenDelay

数値

3000

スプラッシュ画像の表示時間を設定します ( ミリ秒単位 )。表示時間の長さは、アプリが起動するまでの最長待ち時間を意味します。

LogLevel

文字列

ERROR

ログの出力レベルを設定します。 ERRORDEBUGWARNINFOVERBOSE の 5 段階のレベルを選べます。

AndroidPersistentFileLocation*

文字列

Internal

ファイルの出力先を設定します。2 つの出力先を選択できます。

  • Internal : アプリで使用している内部ストレージのディレクトリーを、ファイルの出力先として指定します。

  • Compatibility : 他の設定で指定されたストレージ ( または、端末側で指定するストレージ ) のルートを、ファイルの出力先として指定します。

ScreenOrientation**

文字列

default

端末の画面のオリエンテーションを設定します。次の 3 つの値を設定できます。

  • default: システム側のデフォルトのオリエンテーションを使用します。

  • landscape: landscape ( 横向き ) のオリエンテーションを使用します。

  • portrait: portrait ( 縦向き ) のオリエンテーションを使用します。

...
<preference name="KeepRunning" value="false" />
<preference name="DisallowOverscroll" value="true"/>
<preference name="Fullscreen" value="true" />
<preference name="SplashScreenDelay" value="10000" />
<preference name="loglevel" value="DEBUG" />
<preference name="AndroidPersistentFileLocation" value="Internal" />
<preference name="orientation" value="default"/>
...

*: このプラグインの旧バーション ( 3.0.0 より前 ) を実装したアプリの配布をすでに行っており、加えて、なんらかのファイルシステムにファイルを保存していた場合には、preference を Compatibility に設定する必要があります ( データの保存先となるファイルシステムを、config.xml で指定していないときも同様 )。Compatibility から Internal に変更した場合、既存のユーザーは、以前使用していたファイルへアクセスできないことがあります ( 端末により、動作は異なります )。

**: There are two use ways to configure ScreenOrientation preference:

  1. 全プラットフォーム共通の設定方法

    <widget>
     ....
     <preference name="orientation" value="default"/>
     ....
    </widget>
  2. プラットフォーム毎の設定方法

    <widget>
     ...
     <platform name="android">
        <preference name="orientation" value="default"/>
     </platform>
     ...
    </widget>

ターゲットAPIレベルの指定

<preference> タグに android-targetSdkVersion を指定することで任意のターゲットAPIレベルを指定できます。

<platform name="android">
    ...
    <preference name="android-targetSdkVersion" value="34" />
    ...
</platform>

また、次の方法においても、ターゲットAPIレベルを設定できます。 Monaca IDEのヘッダーメニュー「設定」→ 「Androidアプリの設定」を開き、下記の「ターゲットSDKバージョン」を指定する。

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