概要

Monaca CI は、Monaca の開発環境で CI ( Continuous Integration/継続的インテグレーション ) を実現するためのサービスです。プロジェクトのビルド処理の自動化、検証版アプリの配信/配布処理の自動化を行えるため、開発を大幅に効率化できます。

事前準備

Monaca CI を使用する前に、Monaca アカウントと GitHub を連携させる必要があります。連携手順は、次のとおりです。

  1. Monaca アカウントと GitHub を連携させます。詳細は、GitHub との連携 をご確認ください。

  2. GitHub リポジトリとプロジェクトを接続させます。詳細は、Monaca プロジェクトを新しい GitHub リポジトリに接続する をご確認ください。

Monaca CI の使用方法

次の手順に従い、Monaca CI を使用します。

事前準備が完了していることを前提に、ここでは解説をします。

  1. Monaca クラウド IDE のメニューから、**設定 → 継続的インテグレーション**を選択します。

  2. デフォルトでは、Monaca CI は無効にされています。有効にするため、トリガーイベントにチェックを入れ、保存をクリックします。

    これで、Monaca CI を使用する準備が完了し、設定内で指定している GitHub のブランチ/タグへコミットをプッシュするとビルドが実行されます。プッシュ後は、[ ビルド一覧 ] パネルからビルド済みのファイルをダウンロードできます。

Monaca CI にてビルド処理を行う場合、初回のビルドは、Monaca クラウド IDE での実行が必要です。初回ビルド以降は、Monaca CI での自動ビルドが可能です。

デプロイサービス ( 配信/配布サービス ) の連携

Monaca CI を使用すれば、アプリの配信/配布処理を自動化することもできます。自動化の方法は、次のとおりです。

  1. Monaca クラウド IDE のメニューから、**設定 → デプロイサービス**を選択します。

  2. 新しく追加するをクリックします。

  3. デプロイサービスを選択して、以下のような詳細設定を入力します。

    • エイリアス名 :

      各サービスの管理に使用する、一意の識別子を入力します。

    • ユーザー名 ( DeployGate 専用 ) :

      アプリ所有者のユーザー名または組織名を入力します。

    • API キー ( DeployGate の場合 ) または API トークン ( Appetize の場合 ) :

      デプロイサービスのプロバイダーから入手できます。各サービスの API キーを取得する方法については、アプリ配信/配布支援サービス (デプロイサービス) を参照してください。

4. デプロイサービスの登録後、Monaca クラウド IDE のメニューから、**設定 → 継続的インテグレーション**を選択します。

5. 対象のCI設定の編集 をクリックし、CI設定のデプロイメントにて対象のサービスを設定します。

Monaca CI では、複数のデプロイサービスとの連携ができます。サポートしているデプロイサービスに関しては、こちらをご確認ください。

Monaca CI 側の処理

リリースビルド版アプリをビルドする例を紹介します。プロジェクトコードのプッシュ先には、master ブランチを指定しています。また、Monaca CI を使用して、DeployGateへビルド済みファイルを送ります。

1. GitHub へコードをプッシュします。

2. GitHub 上のブランチ/タグへコードがプッシュされた後、Monaca サーバー側では、プロジェクトのビルドを開始します。

3. ビルドの進捗状況を確認する場合には、IDE 上の**ビルド → 継続的インテグレーション結果一覧を確認ください。また、ビルド済みのファイルをダウンロードする場合には、ビルド → ビルド履歴一覧**を確認ください。

3. ビルド処理の完了後、Monaca サーバー側から、指定されたデプロイサービス側へ、ビルド済みファイルを送ります。

最終更新